企業・会社の評判、口コミ、年収など転職・就職に役立つ情報サイト キャリコネ
■実査委託先:日本マーケティングリサーチ機構 ■調査概要:2018年10月期「サイトのイメージ調査」
注目企業の評判・口コミ
株式会社日立製作所
レポート数 1,879件
経営企画(40代前半男性)の口コミ
働く環境について 水準の概念をもとに相場のバランスを分析 山口県では体育館やよく柏のサッカーグランドが利用できました。福利厚生は2007年くらいから少し手薄になっています。おそら. 続きを読む
株式会社早稲田アカデミー
レポート数 183件
社内SE(30代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 残業は月平均30時間位です。 塾を経営しているので完全夜型です。 したがいまして、ライフワークバランスは極めて悪いと. 続きを読む
トヨタ自動車株式会社
レポート数 1,547件
技術関連職(20代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 工場によってバラバラ休日出勤は時期によって 残業は上司が帰ると言わなければ帰れない 法令を超えるような残業時間になる. 続きを読む
株式会社サカイ引越センター
レポート数 162件
法人営業(20代前半女性)の口コミ
残業・休日出勤について 休日は年間105日と少なめなのが気になります。残業については部署によりますが、私の部署は平均20時間程でそこまで多くもあ. 続きを読む
HOYA株式会社
レポート数 251件
生産・製造技術(40代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 残業については、昔はほぼ無制限であり、月に100-200時間という事もあったが、年々厳しくなり、今では36協定順守で40. 続きを読む
アステラス製薬株式会社
レポート数 254件
MR(20代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 休日出勤は講演会業務がない限りほとんどない。 担当者によってばらつきがある。 休日出勤あったとしても代休取得できるた. 続きを読む
DIC株式会社
レポート数 123件
研究開発(30代後半女性)の口コミ
出世について 論文と面接からなる昇格試験制度が設けられていた。私から見ても実力ある方が論文試験に受からないという理由だけで昇格できずモ. 続きを読む
NECネッツエスアイ株式会社
レポート数 208件
ネットワークエンジニア(30代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について エンジニアの場合、お客様のメンテナンス時刻が限られているため、休日出勤や夜間作業があり毎月どこかで休日出勤や夜間作業が発. 続きを読む
トランス・コスモス株式会社
レポート数 1,845件
マーケティング(40代前半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 人による。上位レイヤーになればなるほど業務量が増える傾向にある。特にPMレイヤーは業務量がパンパンなうえ、社内マネージメ. 続きを読む
株式会社サイゼリヤ
レポート数 250件
店長(20代後半男性)の口コミ
残業・休日出勤について 残業が規定を超えないように休憩扱いでサービス残業をすることが多かった。 また、バイトが急に休むこともあり、休日出勤とし. 続きを読む
ESG・ESG投資とは? 水準の概念をもとに相場のバランスを分析 SDGsとの違いと企業の長期的な成長に不可欠な理由、成功事例などを専門家が解説
株式会社ニューラルCEO、経営戦略・金融コンサルタント
夫馬 賢治(ふま・けんじ)さん
サステナビリティ経営・ESG投資アドバイザリー会社を2013年に創業。サステナビリティ経営・ESG投資ニュースサイト「Sustainable Japan」編集長。環境省、農林水産省、厚生労働省でのESG関連の専門家会議委員。『データでわかる 2030年 地球のすがた』(日本経済新聞出版)、『ESG思考』(講談社+α新書)など著書多数。5月21日に新著『超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)が発売予定。
- Twitter:@KenjiFuma
ESGとは? 水準の概念をもとに相場のバランスを分析 —企業の長期的な成長を測るための指標
ESGはいつ頃生まれた? —始まりは投資の世界から
PRIの6原則の要旨
- 投資先を選ぶ際に投資先のESGの状況を考慮する。
- 投資先にESGの観点で経営を強化するよう求める。
- 投資先にESG課題についての適切な開示を求める。
- 資産運用の間で、この原則が受諾、実行されるよう働きかける。
- この原則の署名機関の間で協働する。
- この原則の実行状況や進捗状況を報告する。
SDGsやSRIと、ESGとの違いは?
SRI(社会的責任投資)
ESG投資とは? —いままでの投資との違い
ESGの測定指標とは
世界経済フォーラムが提案する21の中核指標
4つの観点 | テーマ | 水準の概念をもとに相場のバランスを分析中核指標 |
---|---|---|
ガバナンス | 企業統治の目的 | 企業統治目的の設定 |
統治機関の質 | 取締役会の構成 | |
ステークホルダー・エンゲージメント | ステークホルダーに影響を与えるマテリアリティの設定 | |
倫理的行動 | 汚職防止 | |
不正や非倫理的慣行を防止するための社内外の仕組み | ||
リスクと機会の監督 | 事業プロセスに機会とリスクを統合するための仕組み | |
地球 | 気候変動 | 温室効果ガス(GHG)排出量 |
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFG)の実施 | ||
自然の喪失 | 土地利用と生態系への影響 | |
淡水利用可能量 | 水ストレス地域での取水量と水消費量 | |
人(従業員) | 尊厳と平等 | ダイバーシティ&インクルージョン |
給与の平等 | ||
新入社員およびCEOの賃金水準 | ||
児童労働や強制労働のリスク | ||
健康と安全 | 労働安全衛生 | |
将来のためのスキル | 社員研修 | |
繁栄(持続可能性) | 雇用と富の創出 | 雇用者数と離職者数の割合 | 水準の概念をもとに相場のバランスを分析
財務指標 | ||
設備投資額と配当・自社株買額 | ||
より良い製品およびサービスの変革 | R&D支出額 | |
コミュニティと社会的活力 | 納税額 |
7つに分類されるESG投資
一方、ESG投資では、「万遍なく」ではなく、ESGスコアの状況などに応じて、優れている企業への投資額を増やすという投資手法です。世界のESG投資の統計を発表しているGSIA(Global Sustainable Investment Alliance)では、ESG投資の種類を次の7つに分類しています。
水準の概念をもとに相場のバランスを分析
DAYTONA SPEEDER X
DAYTONA SPEEDERから新たに中元調子の「DAYTONA X」が仲間入り。異次元のスピード感を継承し、なめらかな振りやすさを追求したプレミアムモデルを、ファッション誌など、数々の雑誌で編集長を務めてきたジャック高橋氏、戸賀敬城氏に体感していただき、飛距離性能に評価いただきました。また、ティーチングプロの堀尾研仁氏と勝又優美氏にもDAYTONA Xを検証していただきました。
VENTUS TR
世界中のトッププロから信頼を勝ち得たVENTUSシリーズに“VENTUS TR”が登場!優れたボールコントロール性能を実現した「VelocoreTechnology」がさらに進化。最外層に開繊クロス材を採用することにより、中間部の剛性を高め、さらなる安定性を追求。新たに仲間入りした“VENTUS TR”を体感していただきたく、今回は5人のツアープロコーチにインプレッションしていただきました。
SPEEDER NX
多くのゴルファーから好評を博した、「SPEEDER EVOLUTION」シリーズから、8年振りのブランドチェンジ。これまでのシャフトの概念を覆し、新たな次元への変革を遂げた「SPEEDER NX」が誕生。「SPEEDER NX」とはどんなシャフトなのか「5人の有識者によるインプレッション」、「開発者、ツアー担当者へのインタビュー」、「テクノロジー説明動画」など徹底解説。
水準の概念をもとに相場のバランスを分析

ファンドの商品性と設計思想

運用実績の評価 ~「有効フロンティアの上」の実現

個人にとっての活用法 ~長期投資にふさわしいか
Chapter 1
ファンドの商品性と設計思想
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山崎氏(以下敬称略): 水準の概念をもとに相場のバランスを分析
まず、3周年ということで、おめでとうございます。私は、商品について面白いとか楽しみだとかだけ言っていれば良いので気楽な立場ですけれど、その後どうなったのかなと気になっていました。今回、こうしてまたレビューをできる機会があり、とても嬉しいことですね。
有賀:
私も山崎さんとまたお会いできて嬉しく思います。では、まずこのファンドの商品性を改めてご説明します。当ファンドは、株式とREITと国債の3つの資産に投資を行なう「3分法」ファンドです。資産配分比率は、国内外の株式に60%、国内外のREITに40%、さらに先進国の国債に200%、合計で300%。純資産の3倍相当額の投資を行なっており、「3分法」の「3倍」なので「3倍3分法ファンド」というファンド名としています。
山崎:
ファンドの設計思想も今一度お聞かせください。
有賀:
一般に分散投資をすると、ポートフォリオ全体のリスクを低減させる効果が期待できるということはよく知られています。この商品を組成するにあたりこだわったところは、分散の効果だけでなく、リターンも享受できる仕組みにしたいということでした。株式と債券を組み合わせる時に、非常に分散の効いた効率的なポートフォリオを一旦作った形にし、それに対して3倍のレバレッジをかけることで、リターンを薄めずにできるのではないかと考えました。効率的な分散ポートフォリオ曲線、つまり有効フロンティアに対して、同じリスクでありながらより高いリターンの位置に、ファンドのリスクリターン値をプロットさせたい、それを目指して商品設計をしました。
山崎: 水準の概念をもとに相場のバランスを分析
1リスク当たりのリターンの比率をシャープレシオと言いますけど、シャープレシオが最大になるところを作って、全体のリスクを最適な大きさまで倍率をかけて持っていくということですよね。金融理論の入り口のところの基本的なアイディアですが、それを本当にファンドとして実現しようとしたところにすごく面白さっていうか、なんかすごくオーソドックスなやる気、みたいなものを感じたのを覚えています。
-純資産の3倍分の投資、その仕組み
有賀:
当ファンドは先物を活用して純資産の3倍相当額に投資をしています。まず、現物の海外先進国株式、海外新興国株式、日本REIT、海外先進国REITにそれぞれ20%ずつ合計80%。そして現金を20%程度キープし、そのうちの数%を証拠金として、日本株式20% と世界の国債200%を先物で手当てしています。それにより、合計300%の資産に投資をすることができています。
山崎
これを個人がやろうとすると相当の金額が必要ですし、証拠金のオペレーションだとか、先物でポジションを作って管理するっていうことはかなり大変です。株式と債券を組み合わせると、効率の良い点ができるかもしれないなと思っても、現実の個人が同じような運用をすることは非常に難しい。ですから、こういった仕組みをファンドの形で管理してくれるというところに、ファンドならではというか、投資信託ならではの商品価値があると2年前にそう思いましたが、また今改めてそう感じます。
Chapter 2
運用実績の評価 ~「有効フロンティアの上」の実現
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有賀:
このファンドは2018年10月に設定、運用を開始しました。当ファンドを設計する際、ファンドのパフォーマンスが高い確率で構成資産よりも上位にあるようにすることを目指していました。足元では、概ね設計通りのイメージにあると考えています。設定来のリスクリターンでは、日本株式、海外先進国株式、海外新興国株式、日本REIT、海外先進国REITという5つのリスク資産よりも当ファンドのリスク値は低い水準となっています(2021年9月末時点)。さすがに世界国債よりはリスクは高いですが、この期間、その他の5つのリスク資産よりも低いリスクで高いリターンを提供できていたと考えます。
山崎
それぞれのリスク資産よりも低い位置にファンドのリスク値があるという、この実績には感心しますね。リターンというのは結果論なので3年間の累積リターンというのはそれほど参考にはなりませんが、その期間のリスク値というのは、各資産の本来的な特性を表すものとしてある程度参考になるものです。そう考えると、このファンドは分散投資の効果を発揮しながら、つまりリスクを抑えつつ、有効フロンティアの上を行くリターンを得たということですよね。これはもう設計思想が本当にそのまま現れているっていうことでしょう。運用商品を選ぶ観点から考えても、これは非常に価値の高いことです。運用報酬の何倍かの価値をうまく提供できていると言えると思います。
有賀:
当ファンドでは、「大まかなリスクパリティ」という概念を導入しています。株式60%、REIT40%、それから債券先物200%の基本資産配分というのは、各資産のリスクが概ね同じ大きさになる配分です。また各資産の上昇下落を予想し売買するといった人の判断は導入せず、基本資産配分を定めることで、大外しすることもないだろうとも考えました。実際、各国の債券先物と株式・REITとのそれぞれの相関係数を見ていただくと、すべてマイナスの数字、逆相関となっています。これを発見したことが、この商品を設計する大きなヒントでした。逆相関同士が組み合わさることで、値動きの打ち消し合いの効果が起きるだろうと商品設計段階でも期待していましたが、実際の運用においても、この期間その効果が発揮されていたと考えています。
山崎
逆相関の利用っていうのは、ある意味でちょっと大げさですけどファンドマネージャーの夢というか。このような逆相関のものを見つけてうまく組み合わせることがポートフォリオを作ることは最大の効果だと思います。しかし、なかなか都合の良い逆相関の組み合わせというのはないんですよね。むしろ相関係数がプラスの低い数値にある、あるいは無関係ぐらいのものを見つけられるだけですごくラッキーです。そういう意味で、債券先物と株式・REITがマイナスの相関を持っていることを見つけられたことは、非常に大きな発見でしたね。相関係数が今後も常にマイナスとなるかは分からないですが、しかしこれを利用しない手はありません。これを利用した人としない人とでは、運用の質に大きな差があっただろうなと思います。
有賀:
各資産のリターンの水準をランキングした時に、一般的なバランスファンドですと真ん中くらいの位置になりやすいのですが、このファンドは月次で見ると1位になっている時も見られます。これは非常に珍しいことだと思います。また、債券がマイナスの時は、株式やREITがプラスである傾向が多く見られており、各資産がそれぞれ打ち消し合いをするという逆相関性も確認できます。この3年という期間では全部の資産がプラスになりました。これは少し運が良かった部分もあるかもしれませんが、いずれも長期的には値上がりが期待されるリスク資産を組み入れています。途中途中は上がるものや下がるものがありますが、なるべく逆相関性のある資産を組み合わせようという基本に忠実な商品設計と、その投資理論は効いていたのだ、と思える3年間だったと考えています。
山崎
お見事と思いますね。兜を脱ぎたいところです。
Chapter 3
個人にとっての活用法 ~長期投資にふさわしいか
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山崎
例えば金融政策が引き締めに向かって、長期金利も上昇し、金利は上昇する・債券は下がる。金利が上昇するような環境ということで、当然株価にもマイナスの影響が出かねないので、そういった場合に両方下がるというようなことはありえますよね。
有賀:
金利上昇やテーパリングについてどう考えるか、というご質問はよくいただきます。金利上昇は債券価格の下落となりますので、もちろんリスクとしてはあります。ただし、今後債券先物の期待リターンが仮に相当に低くなっても、ポートフォリオ全体を考えると、この逆相関という観点からは債券先物に投資していく動機は十分にあります。ただ、マーケットは予測できませんので、そうした想定も含め、商品設計においては「金利リスクの(5ヵ国への)分散」を非常に重視し、国や資産の幅広い分散のもとで、マーケットのリターンを効率的に集められるよう設計しています。
テーパリングに関しては、金融緩和を先細りさせていくということですから、インフレとか景気拡大の期待があれば、むしろテーパリングをしてもらった方が良いので、それ自体に関しては中立です。ただし、マーケット全体が想定していたよりも強いテーパリングが起こった時に、たとえば2013年のバーナンキ・ショックがそれに近かったと思いますが、金利が上昇して一緒に株も同時に下がってしまうこともありますので、そのような時は注意が必要だと思います。
山崎
そうですね。ただそういう時は、他のファンドにとってもあまり幸せな状況にはならないっていうことでしょうから、投資家皆で我慢しなきゃいけないっていうようなことになるでしょうね。金利が上がりそうだからといって一旦手放して、金利が上がり切ったところでもう1回買い直そうなどということは、株価が予見できないのと同じぐらい難しい話なので、結局は、上げ相場も下げ相場も、全部付き合うつもりで長く持つことでしょうね。
有賀:
その通りだと思います。
山崎
コロナ・ショックの時の教訓というのは何だったかというと、その時々の情報というのはすでに資産価格に反映しているということでした。ですから、何かよほど特別な見通しでも持っているのではない限りは、もうそのリスクアセットを持ち続けて、リスクプレミアムを長い期間かけて実現させようとする、投資家にできることは基本的にそういうことだけです。将来、お金が必要になったときに部分的に解約して気持ちよく使うというような付き合い方をするのがいいと思うんですよね。このファンドはたぶん、そういう付き合い方ができるタイプのファンドだと思います。
-いつでも買えて、いつまでも持てるファンド
山崎
例えば、ある種のそのテーマファンドみたいなものってありますよね。そのテーマが有効なときには、持っていて楽しいかもしれないけれど、そういう商品は長く持ちましょうということにはあまり適さないと思います。一方でこのファンドは、分散してかつリスクを抑えるような組み合わせでオペレーションしているということなので、これは長く持てるファンドであるとは思います。
有賀:
ありがとうございます。加えて、当ファンドの投資対象はインデックスと先物であり、運用コストが低いものとなっています。商品開発段階においても、大きな規模の資産を目指して、その分、信託報酬を抑えた設計にしました。運用コストという点からも、長期投資に利用していただきやすい仕組みにできたと考えています。“マーケットを広く・厚く、思惑を入れずに固定・低コストで押さえ続けることで、「いつでも買えて、いつまでも持てる」”そんなことを目指しました。
山崎
長期的に運用しよう、なるべくリスクを抑えた状態で、でもポジションは持っていたいっていう人たちがちょっと興味を持つんじゃないかっていうような、そんなファンドですかね。iDeCo を使ってつみたてNISA 使って、もう少し資産形成が必要だなっていうようなときの候補に入ってくる商品だと思います。つみたてNISAの次として、その長期的な資産形成の手段になりうる、そんな位置付けなのかなと思います。
有賀:
当ファンドは有効フロンティアよりも高いところを目指すというコンセプトで設計し、投資対象を3資産に分散し、レバレッジをかけたバランスファンドです。設定から約3年と、運用実績も整ってきました。投資家の皆様には、これからもより一層このファンドの特徴に注目いただき、ぜひ長期でご保有いただければと思います。
山崎
株式やREITのエクスポージャーが100%あっても、リスクを抑えることができるはずだという元々の設計思想が、過去3年の実績から具体的に理解できました。中身のわかる人向けのファンドだと思いますが、しかし長期的な資産形成の候補として十分選択肢になりうるファンドだと思います。いつでも買えて、いつまでも持てるというこのファンドに関するキャッチフレーズですが、いつまでも持てるものでなければ、本当、いつでも買えないですよね。そもそも長期投資に適してないものは短期にも適してないんです。ファンドに関しては、特にこの3年間、設計思想をきちんと実現し結果を出されたということに対して、大いに敬意を表したいと思います。
対談者プロフィール:
山崎 元(やまざき はじめ)
経済評論家。楽天証券経済研究所客員研究員。(株)マイベンチマーク代表取締役。
1958年北海道生。1981年東京大学経済学部卒業、三菱商事に入社後金融関係の会社に12回の転職を経て現職。資産運用を中心に経済一般に広く発言。
有賀 潤一郎(ありが じゅんいちろう)
日興アセットマネジメント(株)、商品開発部長。
1993年4月日興證券投資信託委託(株)(現 日興アセットマネジメント(株))入社。株式トレーディング業務を経験した後、1995年以降一貫して投資信託の商品企画および提案に携わる。2015年1月より現職。国内リテール向け商品開発を手掛ける。
500万枚の実例から5つの住生活トレンドを分析10年間のユーザーの投稿写真や行動データをもとに価値観の変化を見える化
〜SNS「映え」時代からコロナ禍まで、視覚的から体験的なものへニーズが変化〜 https://lab.roomclip.jp/contents/trends/
ルームクリップは、家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャプラットフォーム「RoomClip( URL: https://roomclip.jp/ )」をスマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトにて展開しています。現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えます。
2021年3月からは、RoomClipに投稿されている投稿写真、実際にアイテムを利用しているユーザーの生活シーンを参考にしながら、アイテムを購入できるソーシャルコマースプラットフォームとして「RoomClipショッピング( URL: https://roomclip.jp/shopping/ )」も提供しています。
3)2015年頃に生まれた「◯◯な暮らし系トレンド」
2015年頃から発生したのが、「◯◯な暮らし(以下暮らし)」系のトレンドです。
2016年以降になると、その「愛おしい事柄」の対象はモノや人を超えて、「すっきりと暮らす」「丁寧なくらし」など、家事の行き届いた暮らしのあり様にまで及ぶようになりました。SNSでシェアするコンテンツのフォーカスが「映え」時代で重要視された「視覚」から、「五感・体験」へと移り変わっていく様子が伺えます。
4)2015年頃から盛り上がりを見せた「家事系トレンド」
暮らし系トレンドと同時期に発生したのが家事系トレンドです。
2017年以降になると「ランドリールーム」「ルンバ(ロボット掃除機ブランド)」「食洗機」など、家事の悩みを解決する特定のノウハウやアイテムが多数登場しています。共働き世帯の増加や、2017年の流行語大賞に「ワンオペ育児」がノミネートされるなど、社会的にも家事負担にフォーカスが集まった時代に、その負担を少しでも解消していこうと取り組みを進める生活者の行動が家事系トレンドの推移から浮き彫りになります。
- 総括・考察: 住生活トレンドは視覚的なものから、体験的なものへニーズが移行
これらの要素に応じて5トレンドを置くと、発生の時系列順に連動して左から右へスタイル系→収納系→暮らし系→家事系→おうち系の順に付加的なトレンド、基礎的なトレンドを行ったり来たりする配置となります。言い換えれば、住生活のトレンドはよろこびの増幅とつらみの軽減を繰り返しながら視覚的なものから体験的なものへニーズが移り変わっていったと捉えられます。
膨大なデータを分類・分布してわかったのは、コロナ禍などの大きな社会現象も体験しながら、この10年間の暮らしのコミュニティの価値観が変化したことでした。
RoomClipでは日々、創意工夫をしながらポジティブに暮らす生活者のリアルな声が多く共有されています。ライフステージやライフスタイルの変化に合わせて、人々の暮らしや住まいは変化します。入学や卒業、就職や転職、同棲や結婚、出産や子育てなど、個人個人がそれぞれの人生のステージで役に立った設備やモノ、ノウハウといった知恵が投稿されると、同じ状況に直面した別の人がそれを同期的・非同期的にキャッチし、自分なりの新しい方法を上乗せします。この10年とは、その行為の繰り返しによって、より深く、より広く蓄積された生活者の知恵とその発展の軌跡なのだと感じます。
今後も日本の住生活はさらなる世帯構造の変化や、SDGsなどの社会的な要請から生活者起点の新たな掛け算が生まれていくことが予想されます。RoomClip住文化研究所は、これからも住まいと暮らしのトレンドを注視して参ります。
2015年頃から発生したのが、「◯◯な暮らし(以下暮らし)」系のトレンドです。
暮らし系トレンドでは、生活者にとって「身近で、些細だけど愛おしい事柄」を優先して住まいを整えることが特徴として挙げられます。 2016年以降になると、その「愛おしい事柄」の対象はモノや人を超えて、「すっきりと暮らす」「丁寧なくらし」など、家事の行き届いた暮らしのあり様にまで及ぶようになりました。SNSでシェアするコンテンツのフォーカスが「映え」時代で重要視された「視覚」から、「五感・体験」へと移り変わっていく様子が伺えます。 「花のある暮らし」「グリーンのある暮らし」「植物のある暮らし」など、植物を取り入れた暮らしや「こどもとの暮らし」がトレンド初期に登場し、その後多様なキーワードが多くのユーザーによって投稿されていきました。
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