最後は、仮想通貨とインサイダー取引の今後についてみていきましょう。規制が進むのか進まないのか、双方のポイントを挙げていきます。
インサイダー取引の罰則 規制内容と事例、監視体制とは?
目次【本記事の内容】
インサイダー取引とは
インサイダー取引の規制対象は?
インサイダー取引禁止規定を理解するポイント
インサイダー取引の対象者は誰?「会社関係者とは」
① 当該上場会社等の役員、代理人、使用人その他の従業者(⇒役員等)+その職務に関し知ったとき (金融商品取引法第 166 条第 1 項第 1 号)
② 当該上場会社の会社法第 433 条第 1 項の権利(帳簿閲覧権)を有する株主等+当該権利の行使に関し知ったとき (同項第 2 号)
③ 当該上場会社等に対する法令に基づく権限を有する者+当該権限の行使に関し知ったとき (同項第 3 号)
④ 当該上場会社等と契約を締結している者又は締結の交渉をしている者(その者が法人であるときはその役員等、法人以外の者であるときはその代理人・使用人を含む)+当該契約の締結若しくはその交渉又は履行に関し知ったとき (同項第 4号)
⑤ ②又は④に掲げる者であって法人であるものの役員等+その者の職務に関し知ったとき(同項第 5 号)
上場会社の役員 | 取締役、執行役、相談役、監査役、顧問役など |
上場会社の従業員 | 正社員、契約社員、派遣社員、嘱託・業務請負者、パート・アルバイト社員など |
上場会社との契約締結者・契約締結交渉中の者 | 金融機関を含む取引先、業務委託・提携先、顧問弁護士・公認会計士・税理士・中小企業診断士、元引受証券会社、各種コンサルタントなど |
上場会社の帳簿閲覧権を有する者 | 総株主の議決権の3%以上を保有する株主など |
上場会社に対して法令に基づく権限を有する者 | その会社の許認可権や監査権を有する官公庁の職員 |
重要事実とは?
条第 2 項に列挙して規定されており、その内容は、
ⅰ)上場会社等の機関決定に係る重要事実(同項第 1 号)
ⅱ)上場会社等に発生した事実に係る重要事実(同項第 2 号)
ⅲ)重要事実となる上場会社等の売上高等の予想値等(同項第 インサイダー取引とは 3 号)
決定事実 | 株式・新株予約権の発行、自社株式取得、株式分割、合併、提携、会社分割、研究開発成果の商品化、新技術開発等に関する事項 |
発生事実 | 自然災害・業務災害による損害、主要株主の異動、訴訟の提訴または判決、手形不渡り、主要取引先との取引停止、債権者による債務免除等に関する事項 |
決算情報 | 業績予想の大幅修正に関する事項 |
その他 | 上場会社の運営・業務・財産に関する重要な事実であって、投資家の投資判断に著しい影響を及ぼす事項および企業グループ全体の経営に大きな影響を及ぼす事項 |
知りながら
重要事実が公表される前
●第一次情報受領者
インサイダー取引の罰則事例
インサイダー取引違反勧告事例1 | 上場会社A社の役員甲は、自社が算出し直した業績予想値と公表済みの業績予想値を比較すると、投資家の投資判断に重大な影響を及ぼす重要事実1と、自社が株式分割を行うとの決定をした重要事実2を職務上知った。そして甲は知人の乙と飲食店で会食した際、この2つの重要事実を「実は」と乙に伝えた。その結果乙は、A社が2つの重要事実を公表する前にインターネット注文で現物取引と信用取引によるA社株を買付け、経済的利益を得た。 これに対し、証券取引等監視委員会は乙に1167万円の課徴金納付命令勧告を行った。 |
インサイダー取引違反勧告事例2 | 上場会社B社の役員甲は、自社が算出し直した当期純利益の予想値と公表済みの当期純利益を比較すると、投資家の投資判断に重大な影響を及ぼす重要事実を職務上知った。そして取引先S社の乙がB社を訪問。面談した甲は互いの会社の業績に関する雑談をしている最中に、この重要事実を「実は」と乙に伝えた。その結果乙は、B社がこの重要事実を公表する前に電話注文の現物取引でB社株を買付け、経済的利益を得た。 これに対し、証券取引等監視委員会は乙に252万円の課徴金納付命令勧告を行った。 |
インサイダー取引違反勧告事例3 | 公開買付者X社の親会社Y社の役員甲は、X社の公開買付等事実(以下、本件事実)を職務上知った。そして甲は知人の乙と飲食店で会食した際、本件事実を「実は」と乙に伝えた。その結果乙は、X社が本件事実を公表する前に前に電話注文の現物取引により公開買付対象者Z社の株式を買付け、経済的利益を得た。 これに対し、証券取引等監視委員会は乙に281万円の課徴金納付命令勧告を行った。 |
どうしてインサイダー取引は発覚するのか
証券取引等監視委員の存在
J-IRISS(ジェイ・アイリス:Japan-Insider Registration & Identification Support System)とは、上場会社の役員情報を上場会社に自ら登録していただくことでデータベース化し、証券会社が定期的に自社の顧客情報と当該データベースを照合確認することで、不公正取引の未然防止等に活用するため、日本証券業協会が運営するシステムであり、高いセキュリティを実現したシステムです。
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インサイダープログラムについて
インサイダープログラムとは?
インサイダープログラムは、慎重に選ばれたプレイヤーのみを招待し、本作の初期バージョンをありのままの状態で、誰よりも早くプレイしていただくための現在進行中のライブテストです。簡単に言うと、インサイダープログラムのメンバーは『スカル アンド ボーンズ』をプレイし、開発チームが制作中のゲームをいち早く体験できます。
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© 2022 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Skull and Bones, Ubisoft, and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
仮想通貨はインサイダー情報が重要?仮想通貨とインサイダー取引について
まずはじめは、インサイダー取引とはどのようなものなのかについてみていきましょう。インサイダー取引の中身について挙げていきます。
内部者取引という意味
このような取引をインサイダー取引と言い、日本語では内部者取引とも言われます。内部情報、つまりインサイダー情報は漏らすことも処罰の対象になります。先に情報を得ることで利益を上げたり、危険を回避したいというのはみんな同じですが、 市場の公平性が失われる と価値が下がってしまうということも危惧されていますね。
記憶に新しいのは村上ファンドの事件など
ニッポン放送の株に関してインサイダー取引をしていたとされており、村上ファンドの代表とともに経済産業省の官僚や日本経済新聞の記者なども逮捕されました。株価の動きを調査している機関によると、表に出てこないだけでおよそ 30%ほどは不自然な株価の動きをしている とされており、インサイダー取引はいたるところで行われているのではないかという指摘もあります。
仮想通貨にはいまのところ規制がない
インサイダー取引についてどのようなものかをみてきました。ここからは、仮想通貨との関連について挙げていきます。
金融商品ではない
冒頭でも述べたように、仮想通貨ではインサイダー取引などの規制はないようです。そもそも仮想通貨は、日本国内ではまだ通貨ともモノとも明らかにされていません。これは世界的にも同じですが、 通貨機能を有するとは認められているものの、完全に合法という明言は避けている のです。
すべてにおいて発展途上
しかし、フィンテックの発展がすさまじく市場規模の拡大が無視できなくなってきたことや犯罪に使われることが懸念されて法整備を始めているということです。規制に関しては明確に禁止している国もあります。 今後の普及の動向なども法整備に影響していく とされているので、これらの情報もできる限り早く集めたいものですね。
インサイダー情報のメリットとデメリット
インサイダー情報によって仕込みのタイミングが得られる
株なども同様ですが、本来はこれから上がると見込んで予め仕込んでおくという方法が一般的な方法の1つですね。しかし、インサイダー情報があれば 見込みではなく確信に近い形で仕込みが できます。投入できる額も変わると思うので、利益も左右されますね。
知らないと大きな損失を被る場合も
インサイダー情報は真偽が重要と述べましたが、 集団や組織によって偽の情報が流される場合もある ということです。直接的な情報でなくとも、その徴候を出すこともできます。よく挙げられるのは新規の仮想通貨ですね。
仮想通貨とインサイダー取引の今後
最後は、仮想通貨とインサイダー取引の今後についてみていきましょう。規制が進むのか進まないのか、双方のポイントを挙げていきます。
法整備が進めば明文化される?
これから法整備が進んでいくとすれば、仮想通貨の法的な扱いも明文化され、インサイダー取引に関しても言及があるのではないかと言われています。まだまだ投資の面が強いので、 支払い手段など日常での普及も合わせて必要 と指摘されているようです。
非中央集権などの特徴はどうなるか
法整備に関しては、仮想通貨の特徴からあまり進まないとも言われています。仮想通貨の大きな特徴と言える、非中央集権ですね。特定の管理者がいないということが革命的と称され発展や普及してきた仮想通貨なので、 規制するということは管理下に置かれるということに なります。
今回は仮想通貨とインサイダー取引について、インサイダー取引の概要や仮想通貨との関連を紹介してきましたがいかがでしたか?情報を知っている者が強いというのは大昔から変わりませんが、情報過多の現在では情報の取捨選択が重要と言われています。リスク回避の面はもとより、儲かるようにしていくためにも情報収集は重要ということですね。積極的に情報を集めて、適切に取捨選択をすることで利益を上げていきたいものです。
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